西川材とは
埼玉県の南西部、荒川の支流となる、入間川、高麗川、越辺川の流域にまたがる飯能市、日高市、毛呂山町、越生町エリアを「西川林業地」呼びます。この西川林業地に育成する木材が「西川材(にしかわざい)」と言われています。
西川材の歴史
西川材の歴史は古く江戸時代、300年以上前に遡ります。良質の木材を江戸へ流送していたことから「江戸の西の川からくる木材」という意味で、「西川材」と呼ばれるようになりました。2009年には、地域ブランド「西川材」として商標登録されています。
西川材の特徴
地域の風土がスギ、ヒノキの生育に適し、色、艶が良く、年輪が緻密で節が少なかったことから木材建築用として重宝されてきました。
何より地域の方々が古来から脈々と間伐や枝打ちといった丁寧な手入れを繰り返したことで、強度があり加工に適した木材に成長した大きな要因と考えられています。未来へしっかりと受け継がなければならない技術です。