茂木林業から皆さまへ
株式会社 茂木林業のホームページにお越しいただきありがとうございます。
株式会社茂木林業は令和6年1月、西川林業地にある越生町に設立した会社です。西川林業地は、江戸時代から脈々と受け継がれている歴史ある林業地ですが、近年では人材不足による影響が顕著に現れ、間伐等の手入れが不足している山が多く見られます。そんな現状を少しでも変えること、林業で地域を活性化したいと設立したのが茂木林業です。私たちが一歩でも前に進むことで木材の価値・森林の価値が上がることを信じ、「育林」を通じて地域の皆様に求められる会社を目指していきます。
育林とは「人の手で森林をつくり育てること」です。間伐、下刈り、枝打ちなど樹木の育成を助ける作業が主な活動となります。人間にとって有益な樹木を育て、恩恵を受ける自然との共存が育林の目的です。
育林により樹木が育つことで土壌が回復し、同時に土壌の保水力も回復します。健康な樹木の根が土砂災害を防ぎ、栄養豊富な枯葉は腐葉土となり、土壌の保水力を回復させ、雨水をより多く含むことで降水などの災害も防いでくれます。その水は長い時間をかけてろ過され、私たちの元へ綺麗な水をなって届けられます。育林が機能することは私たちの生活にも直結する大切なことなのです。
育林により正しい森林が保てれば、動物たちの棲家が確保され、正しい食物連鎖により、多くの絶滅危惧種を救えるかもしれません。また、森林が二酸化炭素を吸収することで、温暖化を抑える効果にも期待が持てます。ほんの少しの育林活動が世界を変えるきっかけとなれば、林業に携わる私たちにとって、とても嬉しい事です。
しかしながら育林活動は担い手不足、森林整備の費用負担など多くの問題があることも事実です。個人活動では限界があります。近年では国や、企業が育林活動に力を入れ始めましたが、それでもまだまだ力が足りません。皆さまも何らかの形で簡単に育林活動に参加できる環境が整えられるよう、茂木林業も日々精進して参ります。
株式会社 茂木林業 代表取締役 茂木 魁都
